
タイ・バンコクへの渡航準備の続編です。今回は私の経験をもとに、赴任時の持ち物リストを作ってみました。
前編はこちら。

タイへ海外赴任する方へ渡すプレゼントについて調べている方はこちらもご覧ください。

目次
タイ・バンコク赴任で必ず持っていきたいもの
薄手のカーディガン、ストール
バンコクは屋外は暑いけどデパートなどの室内は冷房が効いていて極寒です。この極端な温度差に慣れていないうちは、かなり寒く感じると思います。
薄手のカーディガン、パーカー、大判ストールは必携です。
夏服、下着
もちろん夏服、下着は必須。
現地でも購入可能ですが、慣れるまでは売っている場所が分からないもの。
また、タイでは日本とはテイストが違う服が多いのでなかなか手が出ないかもしれません。荷物に余裕があるなら多めに持ってくることをおすすめします。
また、アパート・コンドミニアムにジムやプールが付帯しているところが多いので、スポーツウェアと水着もぜひ荷物に入れましょう。
下着に関してはタイはワコールが安いです。
ただ日本のようにデザイン性が高いものは少なくシンプルなものが多いかな。あとグラマーな方はサイズがなくて困る場面が多いと聞きます。
スニーカー・サンダル
バンコクの歩道は凸凹していて歩きづらいので、スニーカーやサンダルを履く機会が増えます。特に水に濡れても大丈夫なタイプのスポーツサンダルは日常でもビーチでも大活躍!
私はtevaのサンダルを愛用していますが、日本で買った方が安いように思います。
keenのサンダルも人気があります。
逆にタイで履く機会がほとんど無いのはピンヒール。タイの道は凸凹していて、穴もたくさん空いているので、ヒール部分がずぼっと入って歩きにくいんですよね。「車でホテルやレストランへ」というような場面をのぞき、履く機会は激減します。
化粧品
タイでも日本製の化粧品(KOSE・ビオレ・資生堂・MUJIなど)が売っています。マツモトキヨシやツルハドラッグは日本のドラッグストアとそう変わらない品ぞろえです。
以前に比べると手ごろな価格で売っているものも多くなったとはいえ、それでもやはり日本で買うよりは高い。
タイで納得できる基礎化粧品を見つけるまでの保険として、使い慣れた化粧品を半年分くらいは持っていきたいところです。

日焼け止め
タイブランドの日焼け止めも売っていますが、やはり日本ブランドのものの方が塗り心地が良いように思います。
日焼け止めも以前に比べると日本とタイの価格差は小さくなったとはいえ、やはり日本で買った方が安い。
ですが最近は以下の記事で比較したように、タイでも日本ブランドの日焼け止めは買いやすくなっています。必要以上の本数を無理にもってくる必要はないでしょう。

普段使用している薬
バンコクには日本語が通じる薬局(ブレズ薬局)があるので、あまり何でもかんでも持ってこなくて良いと思うのですが、普段使っている薬くらいはあると安心です。
私が持ってきたのは、生理痛のときに飲むナロンエース、正露丸とムヒ。
特にムヒは持ってきて良かった。
ただし痛み止めに関してはちょっと注意が必要です。
タイにはデング熱という蚊を媒介してかかる高熱が出る病気があります。このデング熱のときにアスピリン、イブプロフェン、ロキソニンを飲むと悪化してしまいます。
これらは日本で販売されている痛み止めや風邪薬によく含まれている成分。私が使用しているナロンエースにも含まれています。
そのため、タイでこれらの薬を使うことは生理痛など原因がはっきりしている場合にとどめた方が良いでしょう。
頭痛や熱がある場合は、タイで広く販売されているアセトアミノフェン(パラセタモール)系の鎮痛薬(タイレノールなど)を服用するか、病院へ行ってください。
タイレノールは薬局はもちろんのこと、コンビニでも売っています(以下のInstagram投稿を参照のこと)。
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コンタクトレンズ、保存液
タイではソフトコンタクトレンズが主流で、ハードの洗浄液は手に入りづらいのだそう。
私は日本ではハードを使っていたのですが、バンコクに引っ越した際にメガネに切り替えました。
ソフトコンタクトレンズの方も、生活に慣れるまでの半年分くらいは持ってきておくと安心です。
バンコクにもある眼鏡屋さんOWNDAYSの詳細レビューはこちら

歯ブラシ
タイの歯ブラシはヘッドが大きく使いづらいので、日本で使い慣れたものをまとめ買いしてています。
防虫剤
タイで売っていそうで売っていないのが防虫剤です。厳密にはあるらしいのですが古臭い感じなので私は日本で買ってきています。
私がタイに移住してきた際、防虫剤を使っていなかったらTシャツが虫食いになってしまった悲しい思い出があります。
日本から持ってきて、衣類を収納すると同時に防虫剤もセットしましょう。
ゼリータイプのアリの巣コロリ
タイでもアリの巣コロリは売っているのですが、顆粒タイプのみです。顆粒が大きすぎるのか小さいアリにはきかなかったので、日本でゼリーが入ったものを購入しています。
喪服
手元に置いておかないと、いざというときに慌てます。
喪服だけでなく、黒のストッキング、ネクタイ、香典袋、バッグ、靴など、一式そろっているか確認してください。
日傘
女性は日傘・帽子は必須です。特に日傘はバンコクでは質の良いものがあまり売っていないので日本で買ってきた方が良いでしょう。
文房具
日本の文房具の品質はピカイチなので、
- シャープペン
- ボールペン
- のり
- ノート
- ふせん
など持ってくるのがおすすめ。特にルーズリーフはタイで売っていないので、ルーズリーフ派の人は多めに買ってきましょう。(先日MUJIでみかけました。ルーズリーフタイプ派の方はチェックを)
タイ語を習い始める人も多いと思うので、文房具はけっこう使います。
ジェットストリーム(ボールペン)は夫の会社のタイ人社員さんも気に入って使っているみたい。
パソコン・タブレット・SIMフリーのスマホ
パソコンは仕事で使うのはもちろんのこと、家でもYouTube を見たり、ブログを書いたりするのに便利です。
タイでは日本語キーボードタイプは売っていないので、日本語キーボードが必要な方は日本で買ってきましょう。
日本ブランドや日本語キーボードにこだわらなければ、もちろんタイでもパソコンは買えます。

タブレットは電子書籍を読む用に。
スマホを日本から持ってくるならSIMフリータイプを。多分最近のスマホなら、ドコモやau、Softbankのお店に持っていけばSIMロック解除してもらえるのでは?
お手持ちのスマホがSIMフリータイプでないならバンコクで買うという手もあります。
楽天モバイル
私がバンコクにやってきた2014年当時は、日本の携帯電話番号を残しておくことは維持費の面から現実的ではありませんでした。
そのため私は日本の携帯電話は解約してやってきたのですが、日本の携帯電話番号が無いことによって日本の様々な手続きに支障をきたすことがありました。
今はアプリ一つダウンロードするにしても、SMS認証だったり、電話での認証が必要になっています。また、銀行の各種手続きでもSMS認証が必要なことがあります。
そのたびに日本の家族に協力してもらったりして乗り切っていたのですが、楽天モバイルが登場したことによって状況は一変しました!
楽天モバイルはデータ1GBまで0円なので、まったく使わなければ維持費0円です。
さらにRakuten Linkという専用アプリを使えば、海外から日本にかけても、日本からの着信を海外で受けても0円なんです!(参考リンク)
そして海外でもSMSを受信できます。
楽天モバイルを使用しはじめてから、海外にいても日本関係の手続きがかなり楽になりました。ぜひぜひ、加入をおすすめします。
楽天モバイルは海外でも利用できますが、最初の回線開通は日本で行うのが無難なので(中には海外で開通できた人もいるようですが)、ぜひ海外渡航前に加入するのがおすすめです。
海外在住者が楽天モバイルに加入するメリットと注意点について詳しくはこちらの投稿をご覧ください。

タイ用のSIM
タイに着いてすぐの通信手段の確保としてトラベラーズSIMを買っておくと良いでしょう。日本のAmazonなどの通販で簡単に手に入ります。
ちなみに、私がタイで普段使っているのはFINN Mobileです。
料金プランが明確で格安なのでこちらを使っています。申し込みもネットで簡単にできるので、タイでの生活が落ち着いたころに乗り換えてはいかがでしょうか。

チャックが閉まるタイプのバッグ
タイ生活ではスリ・置き引き・ひったくりなどに注意が必要。スリ対策にチャックが閉まるタイプのバッグを持っていると安心です。
ただしいくらチャックが閉まるといっても後ろに回るタイプのショルダーバッグやリュックはスリのターゲットになります。貴重品は体の前面の目に見える場所で管理するようにしましょう。
カメラ、ゲーム、シェーバーなどの電化製品
この手の電化製品はタイでは日本より高いので、日本から持ってくるのがおすすめ。
私が使っているカメラはSONYのα6300。日本で購入しました。

私がもし今から買うなら同じくSONYのα6400かな~?
ニンテンドースイッチも日本で購入。コロナ禍での運動不足解消にリングフィットアドベンチャーを愛用しています。これも日本で買った方が良いです。

あと個人的に日本で買って愛用しているのがコリコラン。本当にコリが取れる。
タイ・バンコクのガイドブックとお気に入りの本
インターネットを開けば大量の情報が得られるようになった昨今ですが、網羅的にタイ・バンコクのことを知るならやはりガイドブックが頼りになります。特に「地球の歩き方」は情報量が多い。

本は引っ越したばかりでネットが無い時の娯楽用に数冊を厳選して。
電子書籍読み放題のKindle Unlimitedに加入するのもおすすめです。タイ関連書籍・ガイドブックもたくさん入っています。
Kindle Unlimitedで読み放題のタイ関連書籍についてはこちら

日本の調味料
だしの素、コンソメ、鶏がらスープなど基本の調味料はバンコクでも買えるけれど、高いのでぜひ持ち込みたい。
日本のレトルト食品やインスタント食品も、タイでも売っているけれど高すぎて手が出ないので、荷物の容量が許す限り持って来たいですね。
うちの夫はいつも日本で一平ちゃんを買っています。
それから一時帰国のときに美味しいパスタソースをよく買っています。
KF94マスク
コロナ禍ですからマスクは必須。飛行機での移動時の感染対策のために、優れたフィルター性能のKF94マスクがおすすめ。
ここ数年バンコクでは乾季にはPM2.5による大気汚染が問題になっているので、その対策にも。

バンコクの2021年5月現在のマスク事情についてですが、屋外や公共の場所でマスクをしていないと罰則設けられました。
マスクは安定的に供給されているので心配はありません。ツルハドラッグでアイリスオーヤマのサージカルマスクが販売されています。また3MのKF94マスクも通販サイトLAZADAで買えます。

ゴルフクラブ
仕事柄ゴルフが必須ならば、ゴルフクラブは日本で買った方が断然安いです。
タイ・バンコク赴任で荷物に余裕があれば持っていきたいもの
薄手のダウン、冬服
タイは常夏の国ですが、冬に帰省するときのために冬服が必要です。かさ張らないユニクロのウルトラライトダウンを重宝しています。
ただし昨今ではタイのユニクロでも冬になるとウルトラライトダウンを売っていたりもするので、荷物に余裕があればでOK。
タオル
バンコクのデパートやインテリアショップで売っているタオルって、なんとなく高くて品質的にも日本に劣る気がするんですよね。余裕があれば持ってきた方が良いと思います。

ドリップコーヒー、コーヒー豆
私はコーヒーが好きなのですが、タイに来てしばらくは納得できる味の家用のコーヒーが見つけられずに苦労しました。
日本のスーパーで売っているドリップコーヒーやコーヒー豆は日本人の味覚に合って美味しいので、コーヒー好きなら買ってくると安心。

コーヒー用具もタイで買うとすごく高いので、日本で買ってくるのをおすすめします。
日本のお菓子
日本のお菓子はタイでも売っているものも多いのですが、売っていないものや味が違うものも。
ロッテのチョコパイはタイにもありますが、味が違うので日本版が懐かしいです。日本に帰ったら絶対に買います。
キッチングッズ
あると便利なキッチングッズ。
ざっと思いついたところを並べるとこんな感じでしょうか。
- 弁当用カップ
- おにぎり型
- コーヒーフィルター
- お茶パック
- 皮むき器
- スライサー
- ジップロックコンテナ
バンコクの60バーツショップ(WattsやDAISOなど)で売っていますが、日本の100均の約2倍の価格です。もし荷物に余裕があれば持ってくるとストレス無く新生活が始められると思います。
クイックルワイパーの棒
クイックルワイパーの紙の方はバンコクの60バーツショップ(Watts)で売っていますが、棒の方はあまり見かけない気がします。クイックルワイパー派の方は棒は持ってきたほうが良いかも。
裁縫道具
これから駐在妻になる方へ。「私は裁縫とかやるタイプじゃないし」って思ってても、結局始めている人多数です。実際に私がそうだし、周りもそう言っている友達がたくさんいます。
もし荷物に余裕があるなら、手持ちの裁縫道具、編み物用品は、一式持ってきておくと役に立つ日がくるかもしれません。
食器、箸
最低限の食器と箸など。
食器はタイ生活中に増えていくと思うので、最低限で良いと思います。セラドン焼きなど素敵な焼き物がタイにはあるし、ホーローなども日本より安く手に入ったりします。

機内持ち込みサイズのスーツケース
バンコクからは各地にLCCが飛んでいるので、LCCを使って旅行をすることも増えると思います。
そんな時に機内持ち込みができるサイズのスーツケースがあると便利です。なるべく軽いソフトタイプがおすすめです。
タイにも売っているので買ってまで持ってくる必要はありませんが、もしすでに持っているならば、船便に入れると良いかも。
軟水シャワーヘッド「イオナック」
また、タイは水道水が硬水のために髪がぱさぱさになりがち。そのため軟水シャワーヘッド「イオナック」を使用する方も多いようです。
タイでも軟水器をレンタルしたり、イオナックを購入することもできますが割高になります(約6,000バーツ/約21,600円)。もし導入を決めているならば日本で買ってくるのがおすすめです。
タイ・バンコク赴任で必要ないもの(現地調達がおすすめ)
米
日系スーパーでタイ産の日本米が手にはいりますし、日本産も割高ですが売っています。私はタイ産の日本米で十分に満足しています。そもそも米は日本から持ち込みは規制されているらしい。
私のおすすめは、サイトウフーズのお米です。デリバリーのほかフジスーパーでも調達可能です。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはこだわりが無ければタイでも簡単に手に入ります。
もちろん、もしこだわりがある場合は日本から持ち込むのが無難でしょう。
生理用ナプキン
日本と同等の品質のものが売っているので心配ありません。私のおすすめはロリエのスーパーウルトラスリム。
変圧器
海外生活といえば変圧器と思うかもしれませんが、実際は必要ないことがほとんど。
- 日本から持ってきたホームベーカリーでパンを焼きたい
- 日本製のオーブンを使いたい
- 日本の炊飯器でご飯を炊きたい
など、こだわりがある場合でない限り不要です。

アイロン、炊飯器、掃除機、ドライヤー
タイのスーパーや電化製品店(パワーバイなど)で買えます。
炊飯器も私は現地でHITACHIのものを購入して使っていますが、こだわりが無ければこれで十分です。
タイ・バンコク在住の方に何かお土産を持っていくなら
もし移住先でお世話になる方がいらして、何かお土産を…と考えているならこちらの記事も参考にしてもらえたら嬉しいです。

いろいろ書いていますが、何が欲しいのか本人に聞いちゃうのが一番だとは思います。
以上、タイ・バンコクへの海外赴任時に持って来たい持ち物リストを作ってみました。
ただ、実際に私がタイにやってきた時はスーツケース2個でやってきたんですよね…。しかも結婚式でもらったお祝いの品々を置いていくのは失礼な気がして、大半はそれで埋まってしまっていたのでした。
まぁ、それでもなんとかなりましたけどね。そう、なんとかなるんです!
ですから、以上に記したことが絶対ってわけじゃありません。私が今振り返って、「こうしたらよかったな」という理想を並べているだけです。
この記事は私の記憶をたどって作成したので抜けがあるかもしれません。
また、お子さんがいらっしゃる家庭はこれに追加で必要なものが出てくると思います。バンコクで暮らしているみなさん、ご意見があればコメント欄などでぜひ教えてください!!
バンコク赴任を控えている方は以下の記事もあわせてどうぞ




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