
タイ在住者がタイ旅行に来る家族や友達に必ず聞かれる質問といえばコレ。
この質問に答えるべく、タイ旅行に必要な持ち物リストを作ってみました。女性向けの内容になっています。
解説はいいから持ち物のリストだけ見たいって方は、末尾の「タイ旅行持ち物チェックリスト」へどうぞ。


必須な持ち物
まずは絶対に必須なものから。
パスポート(残存期間6か月以上)
改めて言うまでもなく、パスポートは必須です。
タイへの入国にあたり、パスポートの残存期間が6ヶ月以上必要なのでチェックしておきましょう。30日以内の観光目的の滞在であればビザは不要です。
また、タイでは外国人はパスポートを携帯しておく必要があります。特に夜の繁華街などでは警察に提示を求められることもあるそうなので、コピーでなく原本を携帯しておくことが望ましいと思います。
パスポートのコピー
万が一パスポートを失くした時のためのパスポートのコピーをとっておきましょう。スマホで顔写真ページを撮影したものと、紙のコピー、両方を用意しておくのがベター。
タイでは両替時もパスポートのコピーを要求されます(もちろん原本でもOK)。
https://www.saku-bangkok.net/entry/2018-10-31-001048
現金
日本円はタイの空港や街中でタイバーツへの両替が可能です。わざわざ米ドルなどを用意する必要はありません。
バンコクの飲食店やスーパー・デパートではクレジットカードが使えますが、ローカル食堂や市場などでは現金払いがまだまだ主流。また、ATMでのクレジットカードのキャッシングは手数料が220バーツ(約800円)と高額です。
一方、両替所はいたるところにあるので、日本円を多めに持ってくるのがおすすめです。
海外旅行保険
旅行中に病気になったり事故にあうかもしれません。特にタイでは誰もが食中毒にかかる可能性があります。
バンコクにある日本語通訳付きの病院はどこも高額なので、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。加入したら証書を忘れずに。
もし、頻繁に海外旅行に行くなら、海外旅行保険が付帯したクレジットカードに加入するのもおすすめです。
海外旅行保険が付帯した年会費無料のカードなら、エポスカードがおすすめです。

バンコクの日本語が通じる病院については、こちらにまとめています。

航空券(e-チケット)
航空券は印刷しておかなくてもスマホの中にe-チケットがれば大丈夫です。もちろん印刷しておくのがベストだとは思います。
携帯・スマホ
忘れる人はいないと思いますが、携帯電話は必須です。充電器・ケーブルも忘れずに。
緊急連絡先メモ
何かあった時にすぐに連絡できるように、緊急連絡先をメモしておきましょう。
スマホのメモ帳はもちろんだけれど、スマホを盗まれた場合のことも考慮して紙のメモも持ち歩くのがおすすめ。
ガイドブックの良いところは、こういう緊急連絡先がちゃんと書いてあるところだと思う。
- 大使館、警察、病院など⇒日本大使館のWebサイトで確認
- クレジットカードの連絡先
- 親しい人の電話番号
あわせてタイから日本に電話する方法もチェックしておけば万全です。
国際電話会社の番号
001、007、008、009(どれか一つを選択。これは固定電話からの場合で、携帯からは使えない場合があります。)
▼
81(日本の国番号)
▼
最初の0を取った相手先の電話番号
重要度 大
次に、ほとんどの人にとって必要だと思われる、重要度(大)の持ち物をリストアップしていきます。
スーツケース・リュック
海外旅行に行くならスーツケースが必要です。利用頻度が低いようであれば、レンタルという選択肢もあります。
- 購入なら→
エースオンライン公式ストア
荷物が少ない方は、リュックサックでも。
クレジットカード(VISA・Master・JCB)/プライオリティパス
クレジットカードがあると何かと便利だし安心です。万が一現金が不足しても、キャッシングで引き出すことができます。
ただし、クレジットカードのブランドに注意が必要です。
タイではVISA、MASTERはどこでも問題なく使えるのでこのどちらかをメインのカードとして持っておくことをおすすめします。
JCBはこの2つに比較すると使える店は比較的少ない印象がありますが(最近はそうでもないかな。)、飲食店やスパでの特典が多いのでサブのカードとして持っていると便利です。JCBの情報サイトたびらば[旅LOVER]で特典をチェックしてみてください。
アメリカン・エキスプレスは使える店がとても少ないのでおすすめしません。
私のおすすめのクレジットカードは、
- 海外旅行保険(※ただし日本を出国する以前に募集型企画旅行の料金を支払っている場合に限る)
- 空港ラウンジが利用できるプライオリティパス
- 手荷物宅配特典
が付いている楽天プレミアムカードです。もちろん、カードブランドはVISA・MASTERを選ぶことができます。
楽天プレミアムカードで無料で発行できる空港ラウンジが利用できるカード、プライオリティパスを持っているなら忘れずに持っていきましょう!プライオリティパスがあると無いのとでは空港の快適度が格段に違いますからね。
SIMまたはモバイルWifi
SIMフリースマホなら格安の現地SIMが使えます。現地SIMはタイの空港で購入できて、セッティングまでしてもらえます。

ただ、もし深夜便着などでお店が開いているか不安だったり、言葉の面で不安に思う方は日本にいるうちにAmazonで購入しておくことも可能です。
残念ながらSIMフリースマホじゃない方は、WiFiモバイルルーターを借りることになります。
自分の携帯がSIMフリーかどうかは、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のショップに行けば確認してもらえます。
バンコクの空港(スワンナプーム国際空港・ドンムアン国際空港)でもWiFiモバイルルーターを借りることができます。KKdayなら日本語で事前予約ができて、1日あたり427円~の格安です!
ホテルの予約票・住所をプリントしたもの
ホテルの予約が確認できるものを用意しておきましょう。
またタクシーに乗る予定なら、ホテルの住所をタイ語で書いたものも用意しておくのがおすすめです。
タイのタクシーの運転手はGoogle mapを提示しても分からない(地図が読めない)方も多いんですよね。ホテルの公式ホームページにタクシー用の地図が用意してあれば、それを印刷しておくのが確実です。
私がよく利用しているHotels.comなら、予約確認メールにタイ語の住所が書いてあるので、それを印刷しておくと良いと思います。

スマホ内のメール画面を見せてもいいんだけど、スマホをタクシーの運転手に手渡すのってちょっと緊張するから、印刷しておいた方がベター。
Grab(グラブ)のアプリダウンロード
先ほども触れたとおり、タイのタクシーの運転手はGoogle mapでは場所を分かってくれない人が一定数います。また観光客と見るやメーターを使わずにふっかけてくる悪質な運転手もいて、慣れない人にとっては難易度が高いんですよね。
そこでおすすめしたいのがGrab(グラブ)です。
Grab(グラブ)とはタクシーや一般の車を呼ぶ配車アプリのことで、アプリ上で目的地を入力するので、会話無しで目的地まで連れて行ってもらえて、かつボラれることもないすぐれものです。
バンコクではメータータクシーよりちょっと割高な印象もあるけど、安心感を考えれば私は絶対にグラブがおすすめ!
使い方など詳しくはこちらでご確認ください。

Grab(グラブ)は登録時に電話番号を使ったSMS認証を求められるので、日本にいるうちにアプリをダウンロードしておきましょう。
Grab(グラブ)もいいんだけど、バンコクに深夜着の場合は私はリムジンを使っています。

安心はお金で買うのが吉。
ガイドブック
一冊は持っておきたいガイドブック。特にバンコクは移り変わりの激しい街。最新のものを選ぶのがポイントです。おすすめのガイドブックはこちらにまとめています。

はじめてのバンコク旅行の方に一冊選ぶとしたら、これかな。
また、電子書籍読み放題のKindle Unlimitedにはタイのガイドブックや関連書籍がいっぱい!タイ関連書籍以外にも、小説などをダウンロードしておいて、飛行機の機内で読んだりという使い方もできます。

Kindle端末が無いとKindle Unlimitedは使えないと勘違いをしている方をたまに見かけますが、お手持ちのスマホやタブレットでも読めます。タイ旅行をきっかけに利用してみてはいかがでしょう?
30日の無料体験期間があるので、それ以降あまり使わないようなら解約することも可能です。
充電器
スマホなど各種電子機器の充電器も忘れずに。
ボールペン
ボールペンは機内で「出入国カード」を記入する際に必要になります。それ以外にも持っていると何かと便利。
モバイルバッテリー
旅行中は、観光地について調べたり頻繁に地図を見たりするので、普段よりもスマホの充電が減るスピードが早いもの。そんな時でもモバイルバッテリーがあれば安心です。
モバイルバッテリーは預け荷物に入れることはできないので、必ず手荷物として機内に持ち込んでください。
さらに、モバイルバッテリーの容量によっては機内への持ち込みも禁止されていたり、個数の制限があります。ただし27,027mAh(100Wh)以下の容量であれば制限は無い場合がほとんどのはず(念のために利用する航空会社のWebページで確認してください。⇒タイ航空、ノックスクート。エアアジアのページは見つからなかった…。)。
モバイルバッテリーの購入時には容量をチェックしましょう!
チャックが閉まるタイプのななめがけバッグ
スリ対策にチャックが閉まるタイプのななめ掛けバッグがおすすめです。体の後ろじゃなくて前にくるようにかけるのがポイントです。
リュック派の方も、最低限パスポート、スマホ、財布などの貴重品はななめ掛けバッグにいれて、常に自分の前にくるようにしておくのが吉。
エコバッグ
最近バンコクでは環境意識が高まっていて、スーパーでビニール袋を配布していないことが増えてきました。2020年1月1日からは、タイの大手スーパーマーケットやコンビニで全面的にビニール袋の配布が中止されます。ぜひエコバッグを持参しましょう。

カーディガン・パーカー・ストールなど
常夏のタイですが、ひとたびデパートなどに足を踏み入れると寒いほどエアコンが効いています。特にスワンナプーム空港やドンムアン空港はすっごく寒いイメージがあります。
ガイドブックには「薄手のカーディガンを」と書いてあることもあるけど、私自身の経験から言うと薄手のカーディガンじゃ足りません。冷え性なら七分袖なんてもってのほか、絶対に長袖がいいと思う。
おしゃれかどうかを度外視するなら、薄手の風を通す素材よりもユニクロのUVカットパーカーのようなしっかりした素材がおすすめです。UVカットにもなるし一石二鳥では。私もコレ、愛用中です。
もしエアアジアなどのLCCを利用するなら機内での寒さ対策も必要です。大判のストールを持っていれば、首周りはもちろんのこと、ひざ掛けにもなります。
その他の衣類
もちろんタイで着る洋服や下着など、夏物の衣類も必要です。
歩きやすい靴
バンコクの街中は歩道が凸凹していたりして歩きにくいので、スニーカーやヒールが低くて分厚いウェッジソールなどのサンダルがおすすめです。
基本はスニーカーで、ルーフトップバーなど用のきれいめの靴は別で持ってくるのが理想。1,000円くらいで安い靴が売っているから、現地調達もアリです。
折りたたみ傘・帽子・ハンドタオル
折りたたみ傘は雨が降ったときのためと、日焼け防止も兼ねて。人混みで日傘がさせない場面もあるので帽子も必須です。
王宮やワット・ポー、またアユタヤ遺跡などの定番の観光地は日陰がなくて暑かったりするので、ぜひ持ってきてください。
汗拭き用のハンドタオルもあった方が良いでしょう。
日焼け止め
日差しの強いタイでは、もちろん日焼け止めも必須!
常備薬
普段飲んでいる薬のほか、最低限以下のものは持っていきましょう。
- 痛み止め(※)
- 酔い止め(車や船に乗る場合)
- ムヒ(虫刺されの薬)
- 虫除けスプレー
虫除けスプレーは、現地の空港で買ってもOK。
頭痛薬・解熱剤については注意点があって、タイで頭痛・発熱の時に日本の頭痛薬によくあるアセチルサリチル酸系の薬を飲むと、デング熱だった場合に出血傾向を増強する恐れがあります。
もし熱が出たら、日本から持ってきた薬は飲まずに、念のために病院を受診を。
バンコクの日本語が通じる病院については、こちらにまとめています。

コンタクトレンズ・メガネ
コンタクトレンズの方は保存液もお忘れなく。特にハードコンタクトレンズはタイでは見かけないので、保存液も手に入りにくいように思います。
化粧品・透明なジップロック
液体物を機内に持ち込むなら、100ml以下の容器に入れ、さらに1L以内の透明なジップロック(縦横合計40cmが目安)に入れる必要があります。
ところで、化粧用の小さいハサミであっても飛行機の機内に持ち込むことはできません。もし持っていくなら預け手荷物に入れておきましょう。
歯ブラシ
タイのホテルは、歯ブラシが備え付けていないことが多いので、日本から持っていった方がいいと思います。リクエストすればもらえたりするけど、わざわざリクエストするのも面倒だったりしますから。
ティッシュ・ウェットティッシュ・生理用品
タイの田舎のトイレは紙が無いこともあるので、ティッシュは必須。ウェットティッシュは食事前のおしぼり代わりに。生理用品も最低限の数は持っておきたいですね。
これらはタイのセブンイレブンにも売っているので足りなくなったら現地調達可能です。生理用品は、日本でもおなじみのロリエやソフィーが売っているから大量に持参する必要はありません。
マスク(大気汚染対策用)
乾季(11月~2月)バンコクでは、近年PM2.5による大気汚染が深刻化しています。
この時期にバンコクに旅行に行く方は、PM2.5対策用のマスクを日本から持ってくるとよいと思います。大気汚染がひどい時期には、バンコクのコンビニやスーパー、薬局ではマスクが品薄になりがちです。
重要度 中
次に全員にとって必須ではないけれど、人によっては持ってくるをおすすめしたい重要度(中)の物をリストアップします。
カメラ・SDカード
スマホのカメラでも今はきれいに撮れるけど、ミラーレス一眼を使うとやっぱり画質が違います。私が使っているカメラはこれです。
また、今はカメラもレンタルできる時代です。普段は使用頻度が少ない水中カメラやアクションカメラはレンタルしちゃうのも手ですね。
せっかくの旅行の最中にSDカードの故障という事態に備えて、予備のSDカードも忘れずに。
水着
ビーチリゾートに行くなら水着は必須。でも、バンコクでは必要無いと思っていませんか?バンコクでも中級以上のホテルにはだいたいプールがあります。ホテルの設備を確認してみて、プールがあるなら持っていってみてもいいかも。
サングラス
タイの厳しい日差しから目を守るため、サングラスはあったほうが良いと思います。
きれいめのワンピース
バンコクのルーフトップバー、ホテルのレストランにはドレスコードがある場合があります。きれいめのワンピースを一枚荷物に入れておくとどんな場面でも対応できて重宝します。しわが目立たないジャージー素材がおすすめ。
ホテルにもよりますが、ドレスコードは女性にはさほど厳しくなく、むしろ男性の方が要注意です。半ズボンやスリッパでの入場は断られることもあります。
お寺観光に適した洋服
お寺観光を日程に組み込んでいるならば、その際の服装に注意が必要です。
お寺ではミニスカート、ショートパンツ、ノースリーブなどの肌を露出する服装がNG。ダメージジーンズなどもNGの場合があります。特にワット・プラケオは服装チェックが厳しいから注意。
私はお寺に行くときには、長ズボン、リネンの襟付きの長袖シャツ(日焼け防止も兼ねて)、スニーカー&靴下(靴をぬぐ場面もあるため)で行っています。これなら確実。
詳しくはまめこさんのブログが参考になります。
ユニクロのウルトラライトダウン(冬季旅行の場合)
冬に旅行に出かける場合、日本国内での移動中は防寒着が必須。でも、ひとたびタイに着いてしまえば邪魔になります。そんなときは小さくたためるユニクロのウルトラライトダウンが大活躍します。オンラインストアには専用の収納バッグも売っていました。
ビニール袋・折りたたみ式バッグ
着用済みの洋服を入れたり、あると何かと便利なビニール袋を数枚。折りたたみバッグはお土産を買いすぎてスーツケースに入らなくなってしまった時に活躍。
シャンプー・トリートメント
ホテルに備え付けのシャンプーが合わなかったときのために、持ってきておくと安心。パンテーンでもよければ旅行用サイズがタイのセブンイレブンにも売っています。
ヘアアイロン
旅先でもヘアアイロンが必須!という女性もいらっしゃるかと思います。持っていくなら、お手持ちのアイロンがタイの電圧に対応しているかどうかチェックしておきましょう。
電圧の話について詳しくはこちら。

マスク・ハンドクリーム・アイマスク
機内は乾燥しているのでマスクがあると快適に過ごせます。アイマスクがあるとなおよし。こんな商品もあります。
乾燥対策にハンドクリームもあるといいですね。先ほども触れましたが、ハンドクリームを機内に持ち込むなら、100ml以下の容器のものを選び、さらに1L以内の透明なジップロック(縦横合計40cmが目安)に入れる必要があります。
機内での暇つぶしグッズ(本・映画)
もしLCCを利用するなら機内での暇つぶしグッズは必須!
私の場合、小説は必ず持ち込みます。離着陸時も本を読んで気を紛らわせることができるので。飛行機が怖いから、離着陸時こそ違うことに集中していたいんです。
あと音楽を聞くためのイヤホンは必須。それから映画をi-Padにレンタル(ダウンロード)して見ることもあります。
タイが舞台になっている映画を見て気分を高めるのもいいかも。
「サヨナライツカ」は、バンコクを代表するホテル「オリエンタルホテル」の場面がとっても素敵です。また昔のバンコクの様子を垣間見れるのもよい!不倫の話なので話自体はあまり好きになれないのだけれど、それでもあの映像は見る価値あると思います。
必要ないもの
海外旅行といえば、「変換プラグと変圧器」を持っていくべきかどうか悩む人も多いでしょう。でもタイに旅行するならほとんどの人にとってはどちらも不要です。詳しくはこちらを読んでみてください。

タイへの持ち込みが禁止されているもの
タイへの持ち込みが禁止されているものもあります。代表的なものが電子タバコ。アイコスは持ち込み禁止ですので注意!
タイ旅行持ち物チェックリスト
最後にこれまで紹介した持ち物をリストアップしておきます。チェックリストとしてご活用ください。

チェックリストのダウンロードはこちらからどうぞ。
以上、 タイ・バンコク旅行に持ってくることをおすすめする持ち物リストをまとめました。あなたのタイ旅行が楽しいものになりますように!

