2014年からタイ・バンコクに住んでいるサクです。
この記事では、バンコク・スワンナプーム空港のファストトラック（優先出入国手続き）について紹介します。
ファストトラックとは、空港到着時・出発時にイミグレーション（入国審査）の長い行列に並ぶことなく、優先レーンを利用して時間短縮することができるサービスです。
本来は小さなお子様連れ、ご高齢の方、ビジネスクラス以上の利用客など、一定の条件を満たした場合にファストトラックを利用できますが、条件にあてはまらない場合でも、有料でファストトラックの権利を購入することができます。
ファストトラックを利用すると、空港での待ち時間を短縮できるだけでなく、飛行機を降りてから送迎サービスへの引き渡しまで専属スタッフさんが付きっ切りでサポートしてくれます。
- 空港での待ち時間を短縮したい方
- 海外の空港に不慣れな方
におすすめです。
スワンナプーム空港のファストトラック（優先出入国手続き）を予約する
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スワンナプーム空港のファストトラック（優先出入国手続き）とは
タイの空港に着いたはいいものの、長いイミグレーションの行列に辟易した経験のある方も多いと思います。
そんなとき「優先レーン（プライオリティレーン）」を利用すると、行列をすっとばしてほぼ待ち時間ゼロで入国審査を受けられることをご存じでしょうか？
優先レーンは、
- 小さいお子さんがいらっしゃる方
- 高齢の方（70歳以上）
- 身体の不自由な方
- ビジネスクラス以上を利用する方
などが利用できる特別なレーンですが、条件にあてはまらない方でも優先レーンを使用する権利を購入することができます。
これがファストトラック（優先出入国手続き）です。
ちなみに、
- タイのBOI企業にお勤めの方とその家族
- APEC・ビジネス・トラベル・カード（APEC域内を頻繁に出張するビジネス関係者に外務省が発行するカード）保持者
もファストトラックを利用できます。
ここでは詳しく触れませんが、対象になりそうな方は調べてみてください。
ファストトラックでどれくらい時間短縮できる？
スワンナプーム空港のイミグレーション（入国審査）は、混んでいる場合は30分～1時間ほど並びます。
年末年始やタイの連休など、特に混んでいる時期だと1時間以上待つことも。
一方、ファストトラックを使うと優先レーンに案内されるため、ほぼ待ち時間なしです。
実際私が利用した際は、飛行機を降りてから税関を抜けるまで約10分でした。
メリットとデメリット
ファストトラックの一番のメリットはイミグレーションの待ち時間短縮です。
さらに、飛行機を降りたところからイミグレーション・手荷物受取・空港送迎への引き渡しまで、専属スタッフさんが付きっ切りでサポートしてくれます。
これなら、海外の空港に不慣れで空港内で迷子になってしまわないか心配な人も安心です。
プランによってはゴルフカートでイミグレーション（入国審査）の場所まで送迎してくれるものも！
スワンナプーム空港は巨大な空港なので、到着ゲートが端っこだとかなり歩くんですよね。ただでさえ長時間のフライトで疲れているので、ゴルフカートでの送迎は助かります。
- イミグレーションの待ち時間短縮
- 空港を出るまで専属スタッフによるサポート付。初めての空港でも安心
- ゴルフカートでの送迎付きプランなら、巨大なスワンナプーム空港内の移動が楽々
一方でファストトラックにはデメリットもあります。
まずは、通常のファストトラック対象者（子連れ、高齢者など）以外は有料であること。飛行機搭乗の前日までに旅行会社を通じて予約・購入が必要です。
また預け荷物の受取に関しては優先されないので、イミグレーションで時間短縮したとしても、手荷物受取で結局時間がかかってしまう場合もあります。
逆に言うと、預け荷物が無ければ間違いなく早く空港を出ることができるでしょう。
そして専属スタッフさんの使用言語は英語またはタイ語です。日本語での会話はできないので注意してください。
ただ、スタッフさんは身振り手振りや「トイレ」「バッゲージ」などの簡単な英単語で分かりやすくお話してくれるので大丈夫です。
- 有料である
- 前日までに予約・購入が必要
- 預け荷物の受取は優先されないので、結局時間がかかる可能性がある
- 専属スタッフの使用言語は英語またはタイ語で、日本語は話せない
メリット・デメリットを総合的に勘案すると、
- 年末年始やタイの長期連休（4月のソンクラーンなど）など、空港での待ち時間が長くなると予想される時期にタイ旅行を計画している方
- 預け荷物が無い方
に特におすすめです。
スワンナプーム空港のファストトラックの購入先と価格比較
スワンナプーム空港のファストトラックは、以下の旅行会社のWebサイトで購入できます。
3社ともタイをはじめ東南アジア地域ではメジャーなWeb系旅行会社で、主に現地ツアーをメインで取り扱っています。
どのWebサイトも日本語表記なので、英語が苦手な方でも簡単に予約できます。
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ファストトラックの価格比較
以上の3社が提供しているスワンナプーム空港のファストトラックの価格を表で比較しました。
| KKday | 到着時・出発時 各 | THB 1,650 (約6,600円) |
| VELTRA | 到着時・出発時 各 | THB 1,750 (約7,000円) |
| Klook | 到着時・ゴルフカート有り | THB 4,000 (約16,000円)～ |
| Klook | 出発時 | THB 1,280 (約5,120円) |
比較すると最安値はKKdayです。
Klookは他と比べて割高ですが、飛行機を降りてからイミグレーションまで送迎するゴルフカート料金が含まれています。
空港送迎の価格比較
ファストトラックに加えてホテルまでの送迎も予約しておくと、空港到着からホテルまで非常にスムーズです。
各社の空港送迎サービスの価格比較は以下のとおり。
| KKday | 空港 – バンコク市内間 貸切送迎 | THB 795 (約3,180円)/台～ |
| VELTRA | 送迎込ファストトラック | THB 2,990 (約11,960円)～ ※人数によって価格変動 |
| Klook | 空港 – バンコク市内間 貸切送迎 | THB 729 (約2,920円)/台～ |
VELTRAはファストトラックと空港送迎がセットになっています。両方利用するなら申し込みの手間が省けていいですね。
比較の結果、私は到着時のファストトラックをKKdayで予約することにしました。
KKdayを選んだ理由は、単純にファストトラックの価格が一番安かったから。
ただし、KKdayはサイトでの予約は日本語ですが、担当者からの確認メールは英語でした。
すべて日本語で予約を完結させたい場合は、VELTRAを利用した方がいいかもしれません。
VELTRAは予約完了まで完全日本語で対応してもらえるイメージがあります。（VELTRAのファストトラックは利用していないので実際は分かりませんが……）
各予約サイトでは、割引クーポンコードを配布しています！
配布されるクーポンは時期によって異なるので、ぜひチェックしてみてください。
スワンナプーム空港到着時のファストトラックを実際に利用してみた
さて、ここからはスワンナプーム空港到着時のファストトラック（優先出入国手続き）を実際に利用した体験レポートです。
KKdayでの予約・購入の流れ
予約・購入はKKdayアプリから行いました。
アプリを持っていない場合はKKdayのWebサイトから購入することもできます。
ファストトラックは使用する前日までに購入する必要があります。フライト当日に思いついても購入できないので注意しましょう。
購入の流れは以下のとおりです。
◆KKdayでのファストトラックの予約・購入の流れ
①購入／予約を選択します。
②利用する日付を選択します。
③プランを選択します。（今回は「到着」を選択）
④オプション選択は、上の選択肢しか選択できないようになっています。人数を入力して「次へ」。
⑤購入／予約者情報を入力します。電話番号は日本の電話番号でも大丈夫です。
⑥「ご利用について」の下の「情報を入力してください」をタップします。
⑦ガイド言語（英語のみ選択可）やフライト情報、利用者情報を入力します。
⑧クーポンを持っていればクーポンコードを入力します。
クーポンをダウンロード済であれば、取得しているクーポン情報が表示されるので選択するだけでOKです。
割引クーポンコードはタイ旅行で使えるKKday割引クーポンまとめでチェックしてみてください。
⑨支払い方法を入力します。クレジットカード／デビットカードまたはPayPayが選択できます。
⑩最後に「決済する」ボタンをタップして予約完了です。
バウチャーの送付
支払いが完了するとすぐにメールでバウチャーが送付されました。
バウチャーは日本語英語併記のPDFファイルです。到着時にこのバウチャーをスタッフさんに見せればOK。
バウチャーには、緊急時の連絡先も記載されていました。日本時間8:00-22:00であれば日本語でのサポートが受けられます。
予約確認メール
バウチャー送付後すぐ、実際の担当者からの予約確認メールが届きました。
英語で、日時、フライト番号、待っていてくれるスタッフさんの服装などが記載されていました。
スワンナプーム空港到着時のファストトラックレビュー
当日、飛行機は予定通りにスワンナプーム空港に到着しました。
沖止めだったので、飛行機を降りた後にバスで空港ターミナルまで移動。
ターミナルに入ってエスカレーターをのぼったところで、ローマ字で私の名前を書いた札を持ったスタッフさんが待っていてくれました。
もしボーディングブリッジを使う場合は、ボーディングブリッジを出たところでスタッフさんが待っていてくれるようです。
すごく分かりやすいので、よっぽどじゃないかぎり見逃すことは無いと思います。
送られてきたバウチャーを見せて名前を確認したら、そのままスタッフさんの案内でイミグレーションの優先レーンへ。
待ち時間ゼロで入国審査を受けることができました。
その後、預け荷物のピックアップもスタッフさんが手伝ってくれます。
ただし、預け荷物が出てくる順番に関しては、ファストトラックだからといって優先されません。イミグレーションを早く抜けてもここで待たされる可能性はあります。
今回私は預け荷物は無かったのでスキップし、税関を抜けて制限区域外に出ます。
スタッフさんは送迎サービス担当者への引き渡しまでしてくれるらしいのですが、私は予約していなかったので、税関を出たところでスタッフさんと別れました。
そこそこのお金を払っただけあって、VIPのように扱ってくれました。笑
ファストトラックのレビューを読んでみると、お願いすれば両替やSIM購入なども専属スタッフさんがアシストしてくれるそうです。
ちなみにスタッフさんとの会話は英語です。
海外に慣れていない方は英語での会話に不安を覚えるかもしれませんが、聞かれるのは
- 「トイレに行きますか？」
- 「預け荷物（バッゲージ）はありますか？」
- 「送迎（トランスファー）は予約していますか？」
くらいです。
スタッフさんは外国人に慣れているので、簡単な英単語や手振り身振りで分かりやすく伝えてくれます。もしどうしても分からなかったらスマホで翻訳すれば大丈夫。
結局、私の場合はスタッフさんと合流してから10分ほどで税関を抜けることができました。預け荷物なしということもあり、非常に早かったです！
預け荷物がある場合は、そのピックアップでもう少し時間がかかると思います。
まとめ
ファストトラックを使えば、飛行機を降りた後、預け荷物が無ければ10分ほどで税関を抜けることができました。
弾丸旅行者や忙しいビジネスマンなど、とにかく時間を節約したい方におすすめです。
また、スタッフさんが付きっきりでサポートしてくれるから、海外の空港に不慣れで不安な方にもおすすめ。
たとえば、タイ在住者の両親や友達がタイに来るけどどうしても空港まで迎えに行けない時に、ファストトラック＆空港送迎を予約してあげると安心だと思います。
海外に慣れている人なら心配ないでしょうけど、「年配のご両親の初めての海外旅行」とかだと、お互いの不安を解消できるなら少し多めにお金を払ってもその価値ありかと。
以上、スワンナプーム空港のファストトラックについてでした。
もし気になったら、下のリンクから販売サイトを見てみてください。
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- 購入/予約日：2024年3月1日〜2024年9月30日
- 商品利用日：2024年4月1日〜2024年10月31日
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※文中の日本円表記は1バーツ≒4.0円で計算（2023年6月現在）
