
一時帰国時の日本での通信手段の確保は重要ですよね。
スマホでいつでもどこでも誰とでも繋がれる状態に慣れてしまうと、ほんの1時間でも電波が無いことに耐えられなくなってしまいます。
一番簡単で安価な方法はタイ国内で日本で使えるSIMを調達しておく方法です。私のおすすめはAISのsim2flyというSIM(10日間6GB 399バーツ:約1,320円)。安くて利用方法も簡単です。
空港やバンコク市内のAISのショップで購入可能。もしくはLAZADAやShopeeを使って通販で購入できます。
SIM2Flyをタイの通販(LAZADAなど)で買ったら、空港のAISカウンターで忘れずにアクティベートしてもらいましょう!もしアクティベート忘れてもアプリでできますが、カウンターでやってもらう方が簡単で確実です。
日本など国外でのアクティベートするには以下をご覧ください。

日本などアジアを中心に32か国で使用可能な便利なSIM
SIM2Flyは日本をはじめとするアジア諸国で利用可能なSIMです。
10日間6GB利用可能、価格は399バーツ(約1,360円)と格安なのが特長です。日本でポータブルWiFiを借りたり、トラベルSIMを買うよりずっとずっとお得だと思います。
たとえば、下の画像は成田空港のSIM自動販売機の画像ですが、一番安いもので6日間1GBで2,000円です。タイでSIM2Flyを買っていった方がオトク!

2022年3月現在で、
- オーストラリア
- バーレーン
- バングラデシュ
- ブルネイ
- カンボジア
- 中国(チベットを含む)
- 香港
- ジョージア
- グアム
- インド
- インドネシア
- イスラエル
- 日本
- ヨルダン
- カザフスタン
- クエート
- ラオス
- マカオ
- マレーシア
- モンゴル
- ミャンマー
- ネパール
- オマーン
- パキスタン
- フィリピン
- カタール
- シンガポール
- 韓国
- スリランカ
- 台湾
- ウズベキスタン
- ベトナム
の32か国で利用可能。

私の場合、香港や台湾経由での日本帰省も選択肢としてあるのでこれは嬉しい。以前はベトナムは対象外でしたが、今は対象国に追加されました。
最新情報は公式サイトを見てください。
購入場所
SIM2Flyはスワンナプーム空港やドンムアン空港のAISカウンターにて購入可能です。緊急帰国の場合でも空港でさっと通信手段を手に入れることができます。
空港以外でも、あらかじめバンコク市内のAISショップや通信販売(LAZADA等)で購入することも可能です。
ドンムアン空港でAISのSIM2Flyを買ってみた【2017年11月】

私はこれまで3回SIM2Flyを購入していますが、そのうち2回はドンムアン空港で購入しました。
1回目は上の写真の国際線到着ロビー内(1階)にあるショップで購入。到着した人しか入れない柵で囲った中にありましたが、素知らぬ顔をして侵入して購入したのでした。
2回目はよく探してみると、柵の中に入らずとも行けるAISのカウンターがあるのを発見したのでそちらで購入しました。同じく1階の国際線ターミナルと国内線ターミナルの間くらいにあります。
カウンターで日本で使用するSIM2Flyが欲しいことを伝えてパスポートを提示すると、すぐに用意してくださいました。
即日使用するならアクティベートして渡してくれます。

ちなみに、前回はこっちの青いパッケージでした。

ちょっと見た目が違いますが、どちらも問題無く使えました…何が違うんだろ?
スタッフのお兄さんから、日本での通信会社はSoftbankであること、モバイルネットワークをオンにして、必ずローミングをオンにして利用することなどの説明がありました。
説明内容をタイ語&英語で記載した紙もついています。

また、私がうっかりSIMをとりだすためのピンを忘れてしまっていたら、代用できるクリップをSIMの台紙に貼り付けてくれました。優しい…!!
スタッフのお兄さんは、「こっちに住んでる日本人で、これ買っていく人がすごく多いんだけどそんなにいいの?」と聞いてきました。やっぱり人気なんですね〜。だって日本で買うよりずっと安いですからね。
基本的にはネットのみ利用可能です。
通話を使いたい場合にはトップアップが必要です。今はLINE通話などもありますので通話は必要ないと判断してネットのみを利用しています。
エムクォーティエでAISのSIM2Flyを買ってみた【2018年4月】

2018年4月の一時帰国では、プロンポン駅直結のデパート・エムクォーティエで予めSIM2Flyを購入しておきました。
購入したのはエムクォーティエのHelix Quartier 3階のAIS Serenadeです。普通のAISショップと違って高級感がありますが大丈夫。入ってすぐのところのカウンターでちゃんと購入できました。
なお、購入にあたってパスポートかタイの運転免許証などの身分証明書の提示が必要です。
今回からはパッケージの中にスマホ用のSIMケースを開けるためのピンが入っていて、ますます便利になっていました。それから英語版の詳しい説明書も入っています。
通信販売(LAZADA)でSIM2Flyを購入してみた【2022年3月】
SIM2FlyはAISの公式サイトやLAZADA、Shopeeを使って通販で購入できます。お持ちのスマホがeSIM対応機種であれば、eSIMでの利用も可能です。
一時帰国で使うSIM2FLYをLAZADAで買ったら2日で届いた🙌 pic.twitter.com/iYami87Nxl
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) March 26, 2022
通販で購入した場合は別途アクティベートが必要です!
出国前に空港のAISカウンターに立ち寄ってアクティベートしてもらうのが確実。
スワンナプーム空港4階の出発フロア(L,Kカウンターの奥)にもAISのカウンターがあります。

もし出国前にアクティベートし忘れたら、日本に着いてからでもAISアプリでアクティベートもできました!
やり方はちょんぷーさんのブログで詳しく解説されていたので参考にアクティベートすることで切り抜けられました。いや〜冷や汗かきました💦ちょんぷーさんありがとうございます!
私も以下にやり方をまとめました。

日本で購入する
ちなみにSIM2Flyは日本のAmazonでも売っています。日本に着いてから急遽必要になった場合でも心配ありません。
日本でSIM2Flyを使ってみよう!
さて、日本に到着。さっそくSIM2Flyを使ってみましょう。
飛行機の中でSIMを入れ替えておいたので準備はばっちり。SIM2Flyはナノシムでもマイクロシムでもどちらも対応できるようになっているのでアダプター不要です。
データローミングをONにする
まずは、歯車マークの設定から入って、「無線とネットワーク」の「モバイルネットワーク」を開きます。

ローミングをONにしましょう。

通信事業者は自動的に選択される
自動で選択する設定になっていれば、あえて変更しなくても大丈夫だと思います。もし自動でつながらない場合は通信会社をSoftbankに設定します。

アクティベートする【通販で購入した場合】
以前はデュアルSIMのスマホを使っていて、スロット2で使おうとしたら設定が良くなかったのかうまく接続できず、結局スロット1に差し替えて使ったというトラブルもありましたが今回は大丈夫でした。
トップアップ(チャージ)してSIM2Flyの利用期間を延長する方法
2018年4月の一時帰国では日本に10日間滞在したので、トップアップして延長パッケージを購入しSIMの利用期間を2日延長する必要がありました。(※2018年時点ではSIM2Flyの有効期限は8日でした。)
トップアップする方法は以下の三種類。
- One-2-Call! キャッシュカードを購入しておき、その番号を入力してトップアップする
- オンラインバンキングを利用する
- クレジットカードを利用する
- AISのアプリ(myAIS)を使ってトップアップする ※追記
詳しくは画像のとおりです。(SIMの中に入っている説明書に書いてある内容です)

AISのアプリ(myAIS)を利用してトップアップする
トップアップをするには、AISのアプリ(myAIS)を利用してトップアップを行うのが最も簡単だと思います。
英語対応で、クレジットカード・銀行アプリ・ラビットラインペイからのトップアップに対応しています。
アプリをダウンロードできない方はこちらもご参照ください。

ところでずっとAISにトップアップする意味がよくわかっていなかったのですが、今は以下のようなイメージで理解しています。

AISの自分のアカウントにまとめてお金を預けておいて、パッケージの購入代金や、通話料金、パッケージ超過料金などをそこから支払うイメージです。
One-2-Call! キャッシュカードを購入&トップアップする
アプリを使ったトップアップが良く分からない方や、現金でなんとかしたい方はOne-2-Call! キャッシュカードによるトップアップを利用してみてください。
まずは出発前にタイのFamilyMartで下の写真のOne-2-Call! キャッシュカードを200バーツ分購入しておきます。FamilyMartのほかにTops、Big Cでも購入できるようです。

最初に購入したSIM2Flyの期限がきれそうになったらトップアップします。(トップアップは出国前にしておいても大丈夫です)
One-2-Call! キャッシュカードの銀色の部分を削ると16桁の番号が出てきますので、*120*16桁の番号#に電話をかけるとトップアップできます。
トップアップが完了するとこんなメッセージがきました。
最初に購入したSIM2Flyの期限がきれそうになったら、下の画像にある2日間1GBの延長パッケージ(119バーツ)を購入します

このパッケージを購入するには、*111*356#に電話をかけます。そうすると、こんなメッセージが来て、次に電波につないだ時にパッケージが開始されます。

ところで私、このパッケージは199バーツかと勘違いしていたのでうっかり200バーツ分トップアップしたのですが、実は119バーツでした…80バーツがもったいない!
これならクレジットカードやオンラインバンキングを使って必要な分だけトップアップした方がいいかもしれないですね。
日本でSIM2Flyを使って通話する方法
SIM2Flyはトップアップすることで通話も利用できます。通話料金は以下のとおり。
- タイへの発信 6B(約20円)/分
- データローミング国(日本)への発信 6B(約20円)/分
- それ以外の国への発信 35B(約120円)/分
- 電話の受信 6B(約20円)/分
- SMS送信 6B(約20円)/回
- SMS受信 無料
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複数の国で使用する場合
2019年1月の一時帰国では台湾を旅行してから日本へ向かいました。台湾と日本と2か国でSIM2Flyを使用しましたが、台湾でも日本でも問題なく使用できました。
SIM2Flyは繰り返し使える!
SIM2Flyは再利用が可能です。必要なときに追加パッケージを購入すればOK。追加パッケージは新しくSIM2Flyを購入するよりもお安い価格設定になっています。

タイ近隣国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)に出かける時にはボーダーカントリーズパッケージが安くて便利です。
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ただしSIM2FlyにはSIM自体の有効期限 (30日間) があります。この有効期限を延長するには、アプリ(myAIS)で10バーツずつで良いのでトップアップしておくこと。トップアップする金額にかかわらず1か月有効期限を延ばすことができます。
トップアップしたお金は後日SIM2FLYのパッケージを購入したり、通話に利用できるので無駄にはなりません。
アプリをダウンロードできない方はこちらもご参照ください。

一時帰国のタイミングで楽天モバイル加入を検討を
これまで紹介してきたとおり一時帰国時はSIM2Flyを使っていた我が家ですが、最近楽天モバイルに加入したので今後はこちらを使っていく予定です。
なぜ楽天モバイルに加入したかというと、海外生活において日本の携帯電話番号がなくて困ることが多かったからです。
- 日本のサービス・アプリを使いたいときのSMS認証
- 日本の銀行などの電話番号での認証
- 日本の役所や会社に問い合わせたい時 などなど
これまでは日本の携帯番号を持ちたくても、基本料金が発生することがネックで加入をあきらめていました。
そこで基本料金無料で使えてフリーダイヤル0120にもかけられる050番号のブラステルというサービスを使っていましたが、SMS認証などには使えず。日本のサービス登録時に050番号は使えないことも多々ありました。
そんななか登場したのが、楽天モバイルです。
- データ1GBまで0円
- Rakuten Linkアプリを使えば国内通話かけ放題!※
- Rakuten Linkアプリを使えば海外から国内への通話もかけ放題!※
使わない期間は0円なので、日本一時帰国時専用の回線としてキープしておくのに最適です。
楽天モバイルの回線開通(アクティベーション)は基本的には日本国内で行うことになっていて、海外での回線開通は保証されていません。
ただ、改めて調べてみるとタイ国内からeSIMをつかって楽天モバイル回線を開通できた方もいらっしゃる模様。自己責任でやってみるのはアリかも。
でも、基本的には一時帰国の時に加入し、日本国内でアクティベーションするのが無難だと思います。
海外在住者が楽天モバイルに加入するメリットや注意すべき点については以下の投稿もご覧ください。

いずれにせよ日本一時帰国のタイミングが楽天モバイルに加入するベストタイミングなので、ぜひ検討してみてください。
タイ国内でAISのSIMを使っている方は、SIMを入れ替えずに使えるReady2Flyパッケージも有。でも使用には注意が必要!
タイ国内でAISのSIMを使っている方は、SIMを入れ替えずに使えるReady2Flyパッケージを利用することもできます。
こちらがインターネットデータのみのパッケージ。

こちらは旅行時にわざわざSIMを入れ替えなくても良いというメリットがあります。
ただし、この場合は日本でもタイの電話番号を引き続き利用できてしまうので、タイから電話がかかってくることが考えられます(それがメリットでもありますが)。
でもReady2Flyの公式ページには「その国での料金がかかる」と書いてあるだけで、具体的な料金は示されていません。
そこで夫の会社の方がAISに問い合わせてくれたところ、以下の表が日本での通常料金であるとの回答がありました。
ほかの国際電話パッケージを購入していない場合は、電話を受けるだけでも26バーツ(約100円)/分の通信料がかかる可能性があります。

Ready2FlyはSIM2Flyよりも使用方法に気を付ける必要がありそう。そう考えると、高額課金を避けるためにはSIM2Flyを使った方が無難なように思います。
まとめ
以上、日本への一時帰国に安くて便利なAISのSIM2flyについて紹介しました。
余談ですが、2018年10月の一時帰国時にSIM2Fly以外のタイ国内で購入できるSIMを試してみたのですが、残念ながら使用できませんでした。設定は間違ってないと思うし、販売業者さんとメールでやりとりしていろいろ試したけど駄目でした…。こんなことってあるんですね。
こちら タイからの一時帰国におすすめのJAL系LCC「ZIPAIR」については

海外在住者の一時帰国時のオトク情報についてはこちらもあわせてどうぞ。

※文中の日本円表記は1バーツ≒3.4円で計算(2021年7月現在)
お世話になります。
質問させてください。
このSIM2flyに入れ替えると電話番号は
変わりますか?
はい、電話番号は変わると思います!
こんにちは。
質問お願いします。
SIM2Flyの裏面に書いてある期限は有効期限でしょうか。去年の夏に一時帰国したときの未使用のSIMカード(08/2023)があるのですが、うまく使えませんでした。これは期限切れなのでしょうか。
フラワーさん
SIMは有効化(アクティベート)済でしょうか?AISのショップなどでパスポートを提示して買った場合は有効化済になっている可能性があります。SIM2Flyのページには以下のような記載があります。
>SIM カードが有効化されると、指定された国 (購入したパッケージに記載されている国) で 60 日以内に使用する必要があります。リストされた国で 60 日以内にサービスを使用しない場合、ローミング パッケージは無効になり、パッケージを再購入する必要があります。
もし有効化をしていないようでしたら、有効化手続きを踏めば使える可能性があります。
https://www.ais.th/roaming/sim2fly/en/index.html
私も経験がないので確かなことは言えませんが、有効化手続きを試してみてください☺