サクのバンコク生活日記

バンコクやその近郊のオススメの場所をバンコク在住4年めのサクが紹介するブログです。

バンコク国立博物館の日本語ガイドツアーがスゴすぎる!【水・木午前中限定】

3年ぶりに、バンコク国立博物館の日本語ガイドツアーに参加してきました。ボランティアガイドの日本人の方が、仏陀の一生や、タイの歴史、美術品について詳しく解説してくださるこのツアー。

3年前の初参加時も充実した内容で感動しましたが、二度目の今回は、自分のタイについての知識が増えていることもあって、ますます楽しめました。来週にでももう一度行きたいくらい!!

旅行者にも在住者にも、どなたにもおすすめできるガイドツアーになっています。

先月行われたプミポン前国王の葬儀で使用された山車なども展示されているので、11月まで一般開放されている火葬殿と併せて見学するのもおすすめです。

 

バンコク国立博物館の日本語ガイドツアーとは?

バンコク国立博物館では、毎週水曜日と木曜日の9:30から二時間程度、日本人ボランティアによるガイドツアーが開催されています。

ボランティアガイドは主にタイに在住の日本人女性で構成されています。ボランティアではありますが、その知識の豊富さ、ガイドの巧みさはプロ級。

日頃から頻繁に勉強会を行っていて、ボランティアガイドとして新規登録してから実際にガイドとしてデビューするまで半年以上の勉強期間が必要とされるんだそうですよ。

日本語ガイドグループの活動についてもっと知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください!

hbol.jp

 

バンコク国立博物館への行き方&日本語ガイドツアーへの参加方法

バンコク国立博物館があるのは、王宮などのある旧市街エリア。王宮前広場の目の前、タマサート大学の脇に位置しています。

行き方ですが、私たちはBTSナショナルスタジアム駅からタクシーで向かいました。

タクシーの運転手さんに以下の文面を見せるとスムーズだそうですよ。(公式Facebookより引用)

【博物館への行き方】このタイ語をドライバーに見せてください。

พิพิธภัณฑ์สถานแห่งชาติ พระนคร (バンコク国立博物館)

อยู่ระหว่างมหาวิทยาลัยธรรมศาสตร ์กับโรงละครแห่งชาติ 
ตรงข้ามสนามหลวง(タマサート大学と国立劇場の間、王宮前広場の向かい側にある)

私たちは8:45にナショナルスタジアム駅で集合してタクシーに乗りましたが、王宮前広場付近が通行止めの箇所が多くて途中で降りたこともあり、ツアーの時間ギリギリの到着でした。8:30くらいにナショナルスタジアムを出ると余裕をもって到着できるかもしれません。

日本語ガイドに参加するためには特に事前予約などは必要なく、当日時間までに博物館前のチケット売り場付近に集合すればOKです。

チケットは1人200バーツですが、2018年1月3日までは特別に無料で見学可能になっています。せっかくなら無料のうちに見学したいですね。

今回日本語ガイドに参加したのは15~20名くらいかなぁ。けっこう人数が多かった印象です。ガイドは3名+サポートで数名ついてくださいました。

 

バンコク国立博物館日本語ガイドツアーの概要

今回案内してもらった日本語ガイドツアーの概要について、私の備忘録も兼ねて記載しておこうと思います。

私の怪しい記憶に基づくものなので、内容については話半分に思って読んで下さいね。正しい情報を知りたい方はぜひ、日本語ガイドツアーに参加しましょう。

なお、フラッシュをたかなければ写真撮影OKです。

 

壁画を見ながらブッダの一生について学ぶ

まず最初に金色の仏様のいらっしゃる、壁画で彩られたお寺のような一室に案内されました。

全員で仏様にお参りした後、壁の壁画を見ながら、仏陀の一生について説明がありました。

仏陀は王宮で何不自由なく暮らししていましたが、結婚、息子が生まれた後に出家。厳しい修行の末に、苦行では悟りは開けないことに気付きます。快楽でも苦行でもない、中庸が肝要であると気づいた仏陀は、菩提樹の下で瞑想に入ります。

瞑想をする仏陀を邪魔しようと魔王が襲いかかりますが、仏陀はものともしません。最終的に大地の神(プラ・メートラニー)が髪の毛から搾り取った水で魔王を退けました。

下の写真がその場面。

中央の仏陀の下にいらっしゃる女神がプラ・メートラニーです。この女神様はタイの水道局のシンボルマークになっていますし、タイのお寺でもよく見かけます。こういう神様だったんですね。

ちなみに、壁画上部に描かれている人物達は全員同じ方向に手を合わせているのですが…下の写真中央にある仏舎利に向かって手を合わせているのだそうです。

最初に仏陀の一生について解説してもらうことで、その後に見学する仏像についての理解がより深まりました。

 

タイを代表する建築物・美術品を観賞

場所を移り、タイの様々な建築や美術品を観賞します。

こちらのサーラー(東屋)の屋根の部分に注目。

一番上の尖塔の部分は半分鳥・半分人間の神様・ガルーダ。そこから左右に伸びるうねうねした部分が蛇の神様・ナーガの胴体部分、左右の先端のクイッと持ち上がった部分がナーガのお顔を表しています。

このガルーダとナーガのモチーフの屋根は、タイの王室関係の建物とお寺だけで用いられていて、一般の家などで使用すると不幸が起こると言われているらしいです。

こちらは、虹色に光る貝殻と漆を使った工芸品。

可愛らしい生き物たちがいっぱい!

写真は撮らなかったけれど、興味を惹かれたのがベンジャロン焼きについての話。ベンジャロン焼きは5つの色という意味の美しい焼き物で、現在でもお土産品としてよく見かけます。

このベンジャロン焼き、アユタヤ時代に王侯貴族の間で人気の器で、もともとは中国で生産されていたものなんだそう。その後西洋の文化が入ってきて、西洋風の陶磁器の方に人気が出てしまったために一旦は作られなくなります。今、私たちがよく見かけるベンジャロン焼きは、その後タイで復活したものらしいです。

ベンジャロン焼きがもともと中国で作られていたということ、そして歴史が一旦は途絶えていたことに驚きました。

 

仏像をたどりながらタイの歴史を学ぶ

次のセクションでは、プリントを見ながらタイの歴史について教えてもらいます。

13世紀なかばにスコータイ王朝が興り、その後アユタヤ王朝、トンブリー王朝を経て、バンコクに遷都したチャクリー王朝が現在まで続いている…というのがタイ族の歴史の概略になります。タイ族はもともとは中国の揚子江南部にいたのが、だんだん南下してタイにたどり着いたと言われているんだそう。

タイ族がやってくる前にも、タイの地にはいろいろな国があって、その頃のことについても詳しく教えてくださいました。

歴史を遡って6世紀後半。この頃には、モン人によるドヴァーラヴァディーという国がありました。このモン人と聞いてモン族を思い出した私。ガイドさんに聞いてみると、ここでのモン人は、北部山岳民族のモン族ではなく、ノンタブリーのクレット島あたりに末裔が残っているモン族の方なんだそう。

この時代の仏像は、モン人の顔をしているらしい。

その後謎の多い王国であるシュリーヴィジャヤ朝を経て、タイはアンコール王朝の支配下に入ります。そう、カンボジアのアンコール・ワットを作った国です。

この時代、アンコール・トムを建設したアンコール朝の偉大な王・ジャヤヴァルマン7世の石像がカンチャナブリで発見されたらしい。

つまり、この時代、カンチャナブリのあたりまでアンコール王朝の支配がおよんでいたってことです。やはり、アンコール王朝って強大な国だったんですね。

そういえば、ロッブリーに行った時にひまわり畑のついでにクメール遺跡をたくさん見たけど、この時代のものだったんですかね?。

このリンテルという建物の入り口の上部に置く石も、クメール独特のものらしいです。

ここに描かれている神様の名前、忘れちゃったんだけど…エピソードが強烈で。

この神様は破壊の神シヴァ神の家来だったんだけど、何かで失敗してシヴァ神の怒りをかってしまい「自分を食べてしまえ!」と命じられたんだそう。

それを忠実に実行して自分の足の先から食べていったんだけど、顎まで食べたところでその先はもう食べられない…というわけで顎から上しかない姿になってしまったのだそうです。シヴァ神怖いな!

ちなみに、大人気のガネーシャはシヴァ神の息子。

ガネーシャのエピソードもすごくって。シヴァ神の奥さんが水浴びをする時に自分の垢で息子を作って見張りに立たせていたんだけど、そこにシヴァ神が帰ってきて、息子と分からずに首を撥ねてしまった!

奥さんが悲しんだので、シヴァ神は最初にであった動物であるゾウの頭をガネーシャにくっつけて復活させたらしい。

シヴァ神のエピソードが強烈すぎて、そればっかり覚えてしまいました。創造神であるブラフマー神や、維持神のヴィシュヌ神の話をいろいろしてくださったんですけどね…。

 

プミポン前国王の葬儀に使われた山車などが保管されている葬儀の間

最後に向かったのは、葬儀の間とよばれる、タイの王室関係の葬儀で使用される品々が保管されている部屋です。

ここでは、2017年10月のプミポン前国王の葬儀で使用された山車などを見ることができます。

こちらがその山車です。現在のチャクリー王朝の最初の王様である、ラーマ1世の時代から修復を繰り返して使用されているんだそう。(※なおプミポン前国王はラーマ9世。)

今回の葬儀の際にも、一つ一つの部品を取り外して修復されたそうで、そのため3年前よりもピカピカに輝いていました。

そのほか、葬儀で使用されたリフトなども一緒に保管されています。

これで日本語ガイドツアーは終了です。たっぷり二時間、大充実!!

私たちは次の予定もあったのですぐに博物館を後にしましたが、もう一度復習がてら見て回ったり、ほかの展示を見に行ってもOKです。

本当にすばらしいので、 ぜひぜひ、行ってみてくださいね。

2017年末迄、博物館の目の前にある王宮前広場でプミポン前国王の火葬殿が公開されているので、ぜひこちらもあわせて見学してみてください。

博物館見学後のランチには、タマサート大学構内の学食がおすすめです。

バンコク国立博物館(National Museum Bangkok)